平成20年度畜産物価格決定
〜畜産物価格全て引き上げ、補給金単価は1円引き上げ〜
政府・与党は2月21日、平成20年度の畜産物価格及び関連対策を決めました。焦点だった加工原料乳生産者補給金単価は前年度より1キロ1円引き上げの11円55銭とし、配合飼料価格の高騰を反映して、全ての畜産物価格を始めて引き上げました。限度数量はバターと脱脂粉乳の消費動向を踏まえて3万トン減らし、195万トンとする一方、限度数量とは別に最大12万トンまで補給金単価と同額を助成します。食肉の安定価格は、牛肉の安定上位価格1キロ15円引き上げの1,025円、安定基準価格同10円引き上げの790円、豚肉の安定上位価格同35円引き上げの515円、安定基準価格同15円引き上げの380円としました。肉用子牛の保証基準価格と合理目標価格は、黒毛和種、褐毛和種、その他肉専用種はともに1,000円引き上げで、乳用種、交雑種はともに3,000円引き上げとしました。食肉の安定価格の引き上げは26年ぶりで、肉用子牛の保証基準価格と合理化目標価格の引き上げは、1990年の肉用子牛生産者補給金制度導入以来始めて。
組織の運動は、急激な飼料高騰に加え、肥料や石油製品などの生産資材価格が上昇して10%以上も生産コスト高となる中で、生産者価格は低水準の状況下に置かれたまま、所得の大幅減少や採算割れの農家が続出するなど、まさに農業経営の存続が危ぶまれる中での展開となりました。こうした状況のもとで、平成20年度の加工原料乳生産者補給金単価など畜産物価格を引き上げた努力は認めるが、生産現場の経営実態から見ると上げ幅は決して満足できるものではありません。
また、価格政策を補完する関連対策についても、飼料高騰などに対応する緊急対策や所得補てんなどの経営安定対策は、北海道にとっては不十分なものと言わざるを得ません。このため組織は、引き続き酪農畜産経営に対する緊急対策の充実と、将来にわたって安心して営農ができる中長期的な政策の確立に向けて運動を強化していきます。
平成20年度 畜産物価格総括表(単位:円/キロ、円/頭)
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19年度 |
20年度 対前年度増減 |
補給金単価 |
10.55円/キロ |
11.55円/キロ(+1円) |
限度数量 |
198万トン |
195万トン(▲3万トン) |
牛肉 |
安定上位価格 |
1,010円 |
1,025円(+15円) |
安定基準価格 |
780円 |
790円(+10円) |
豚肉 |
安定上位価格 |
480円 |
515円(+35円) |
安定基準価格 |
365円 |
380円(+15円) |
保証基準価格 |
黒毛和種 |
304,000円 |
305,000円(+1,000円) |
褐毛和種 |
280,000円 |
281,000円(+1,000円) |
その他の肉専用種 |
200,000円 |
201,000円(+1,000円) |
乳用種 |
110,000円 |
113,000円(+3,000円) |
交雑種 |
175,000円 |
178,000円(+3,000円) |
合理化目標価格 |
黒毛和種 |
267,000円 |
268,000円(+1,000円) |
褐毛和種 |
246,000円 |
247,000円(+1,000円) |
その他の肉専用種 |
141,000円 |
142,000円(+1,000円) |
乳用種 |
80,000円 |
83,000円(+3,000円) |
交雑種 |
135,000円 |
138,000円(+3,000円) |